畳のカビ取りにホームセンターで買える用品一覧|必要な用品と手順で短時間にカビを確実除去!

昭和レトロな雰囲気の和室に座卓と座布団がある部屋

畳に黒い斑点が出てきて慌てていませんか。

放置するとシミが広がるだけでなく、悪臭やアレルギーの原因になり畳自体も傷みます。

この記事ではホームセンターで手に入る実用的な用品と、安全に行う掃除手順、効果的な予防アイテムまでをわかりやすくお伝えします。

カビ取りスプレーや漂白剤、ブラシ類、除湿グッズの選び方と使い方、主要店舗の傾向や購入前チェック項目もカバーします。

まずは「用品一覧」から必要なものを確認して、続けて手順をチェックしましょう。

畳のカビ取りにホームセンターで買える用品一覧

畳の縁が美しく編み込まれた白い畳のアップ

畳のカビ対策に使えるホームセンターで買える用品を、種類ごとに分かりやすく紹介します。

用途や注意点を押さえておけば、初めてでも無理なく掃除できます。

カビ取りスプレー

市販のカビ取りスプレーは手軽に使えて、軽い表面カビに向いています。

液だれしにくい泡タイプや、拭き取り不要とするタイプなど、製品によって特徴が異なります。

  • 即効タイプ
  • 泡タイプ
  • 拭き取り不要タイプ
  • 消臭成分入り

使用時は畳の目に薬剤が残らないよう、説明書に従ってから使ってください。

塩素系漂白剤

強力な漂白力で黒カビの色素を分解するため、頑固なカビに効果が高いです。

ただし畳の草や縁を変色させたり、素材を痛める恐れがあるため、目立たない場所で試すことが重要です。

金属や他の洗剤との併用は危険ですので、注意して保管し、使用時は換気をしてください。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は塩素系よりも穏やかで、畳の色落ちリスクが低い点が魅力です。

用途 利点
軽い色素汚れに 素材への負担が少ない
カビの初期段階に 泡で浸透する性質
部分漂白 臭いが残りにくい

重曹

重曹は研磨作用と消臭効果があり、軽い汚れや臭い取りに向いています。

水でペースト状にして目立たない場所で試しながら使うと、安全に汚れを落とせます。

酸性の洗剤と混ぜると有害ガスが出るため、単独で使用してください。

無水エタノール

無水エタノールは速乾性があり、カビの表面に付着した菌を拭き取るのに役立ちます。

アルコールは揮発性が高いので、シミや変色の可能性を確認してから使うと安心です。

ナイロンブラシ

ナイロンブラシは畳の目に沿ってこすりやすく、力が入れやすい道具です。

あまり強くこすりすぎると畳表を傷めるので、力加減に注意してください。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは吸水性と拭き取り性に優れており、薬剤の拭き取り作業で活躍します。

使い古しを用いると糸くずが出ることがあるため、目の細かい製品を選ぶと良いです。

防カビスプレー

防カビスプレーはカビの再発を抑えるための予防策として便利です。

定期的な散布で効果を持続できますが、完全な防止は難しいため除湿や換気も併せて行ってください。

ホームセンター商品で行う畳のカビ掃除手順

観葉植物とアートが飾られたモダンデザインの和室インテリア

ホームセンターで揃えた用品だけで、安全に畳のカビ掃除を進める手順を分かりやすく解説します。

初心者でもできるポイントと注意点を中心に、段取りから乾燥までを丁寧に説明します。

準備

作業前に必要な道具と保護具を揃えてください。

  • マスク(防塵)
  • ゴム手袋
  • 新聞紙やビニールシート
  • カビ取りスプレーまたは漂白剤
  • ナイロンブラシとマイクロファイバークロス
  • バケツと水

汚れが飛散しないよう、畳の周囲に新聞紙やビニールを敷いて保護してください。

換気

薬剤を使う前に窓を開けて、十分に換気を行ってください。

換気扇やサーキュレーターを併用すると、薬剤の臭いや胞子が拡散しにくくなります。

同居者やペットがいる場合は、作業中は近づけないようにしてください。

表面の胞子除去

まず乾いた段階で表面の胞子やホコリを除去します。

掃除機のブラシノズルや柔らかいほうきで、畳表を優しく吸い取るように掃除してください。

胞子を舞い上げないように、強く叩いたり勢いよくこすったりしないことが重要です。

薬剤塗布

次に、状態に応じた薬剤を選んで塗布します。

薬剤 希釈または使い方
市販カビ取りスプレー そのまま使用
塩素系漂白剤 希釈 1/10
酸素系漂白剤 希釈 1/2 から 1/4
重曹溶液 重曹を水に溶く
無水エタノール そのままあるいは薄めて使用

目立たない場所で色落ちや変色のテストを必ず行ってください。

テストで問題がなければ、スプレーまたは布に薬剤を含ませて、カビ部分に均一に塗布します。

畳を濡らしすぎないよう、量は控えめにし、取扱説明書の放置時間を守ってください。

ブラッシング

薬剤の作用時間が経過したら、ナイロンブラシでブラッシングします。

畳表の目に沿って軽くこするように動かすと、カビの跡が浮き上がりやすくなります。

強くこすり過ぎるとイグサを傷めるため、力加減には注意してください。

拭き取り

浮き上がった汚れや薬剤は、湿らせたマイクロファイバークロスで拭き取ってください。

塩素系を使った場合は、残留を避けるために水で十分に拭き取ることをおすすめします。

クロスはこまめにすすいで汚れを広げないようにし、使い終わった布は密閉して廃棄または洗濯してください。

完全乾燥

拭き取り後は、必ず完全に乾燥させてから生活空間に戻してください。

サーキュレーターや除湿器を併用すると乾燥が早まり、再発防止につながります。

可能であれば、畳を少し持ち上げて裏側も風を通すとより確実です。

乾燥不十分だとカビが再発するので、24時間から48時間を目安にしっかり確認してください。

ホームセンターで揃う畳のカビ予防アイテム

苔庭が広がる静かな雰囲気の縁側付きの和室

畳のカビ対策は用品を揃えるだけで格段に効果が変わります。

ここではホームセンターで手に入る代表的な予防アイテムを、使い方や選び方のポイントとともにご紹介します。

防カビスプレー定期用

防カビスプレーは畳の表面に吹きかけるだけで簡単に予防効果を得られます。

成分を確認して、畳表に優しいタイプを選ぶことをおすすめします。

週に一度から月に一度の定期使用が目安ですが、湿気の強い季節は頻度を上げてください。

使用時は室内換気を十分に行い、直接吸い込まないようマスク着用を推奨します。

除湿剤吸湿タイプ

手軽に置くだけで湿度を下げられる除湿剤は、畳部屋の必需品です。

吸湿量と交換周期を確認して、置き場所に合った容量を選んでください。

  • 置き型
  • 吊り下げ型
  • 詰め替え用
  • 脱臭機能付き

湿気の溜まりやすい押し入れや畳の角に複数配置すると効果的です。

除湿機

より確実に室内湿度を管理したい場合は除湿機の導入を検討してください。

選ぶ際は適用床面積や消費電力、除湿方式を比較するのが重要です。

タイプ 適用畳数 消費電力 特徴
コンプレッサー式 広い部屋向け 高め 効率重視
デシカント式 冬場向け 低温性能
ハイブリッド式 オールシーズン 省エネ バランス型

連続排水やタイマー機能があると、手間を減らして長時間運転できます。

防湿シート

畳の下に敷く防湿シートは床からの湿気を遮断してカビの発生を抑えます。

厚手タイプは断湿効果が高く、通気性のある素材は結露を防ぎやすいです。

敷設前に畳と床の汚れを落とし、定期的に点検することが大切です。

布団乾燥機

布団乾燥機は布団だけでなく、畳の局所乾燥にも使えます。

畳の表面を短時間温風で乾かすことで、湿気が残る隙を作りません。

長時間同じ場所に熱を当てると畳表にダメージを与える可能性があるため、短時間の利用を心がけてください。

換気用品(サーキュレーター)

換気や空気の流れを良くすることは、カビ予防の基本です。

サーキュレーターは狙った場所に風を送り、畳の乾燥を早めます。

窓を開けられないときは換気扇と併用すると室内全体の空気が循環しやすくなります。

音や消費電力を確認しながら、置き場所や風量を調整してください。

主要ホームセンターの取扱傾向

障子のある和室に置かれたレトロな電気扇風機

全国チェーンのホームセンターは、カビ対策用品の品揃えに差があります。

商品の種類や価格帯に特徴があり、店舗ごとの在庫状況も異なります。

ここでは代表的なチェーンの傾向と、買うときのポイントを分かりやすく解説します。

カインズ

カインズはプライベートブランドとメーカー品をバランスよく揃えている店舗が多いです。

ホームセンターの中でも掃除用品コーナーが大きく、見比べながら選べます。

  • プライベートブランド中心の低価格ライン
  • 詰め替え用や大容量タイプの揃え
  • 掃除用品と工具の同時購入がしやすい陳列

店員に質問すれば適切な使い分けを教えてもらいやすい雰囲気です。

コーナン

コーナンは地域密着型の品揃えで、プロ向けのツールも取り扱っている点が特徴です。

消毒や漂白の専門的な製品も手に入りやすく、仕事用と家庭用の中間が充実しています。

大型店舗では季節品の入れ替えが早く、除湿機や防カビグッズが見つけやすいです。

コメリ

コメリは農業資材や園芸用品が強いチェーンですが、家庭用清掃用品も一通りそろっています。

特に地方店舗は収納や床材に関する相談がしやすい傾向にあります。

価格は競争力があり、まとめ買いの際に安く調達しやすい点が魅力です。

DCMグループ

DCMグループは複数ブランドを抱えるため、商品ラインナップの幅が広いです。

店舗によって取り扱いブランドが変わるので、欲しい商品がある場合は事前に確認すると安心です。

店舗名 特徴
DCMダイキ 専門工具の充実
DCMホーマック 地域密着の品揃え
DCMカーマ DIY向け商品の多さ

オンラインと店舗の在庫連携が進んでおり、取り寄せや店頭受取が便利です。

ビバホーム

ビバホームは住宅関連の商品が充実しており、畳や床材に関連するアクセサリが見つかりやすいです。

リフォーム向けの資材が多く、専門的なアドバイスを受けられることもあります。

掃除用品だけでなく、除湿や換気の相談もできるため、総合的なカビ対策を考えるには向いています。

購入前と作業時の優先チェック項目

畳の縁が美しく編み込まれた白い畳のアップ

畳の素材とカビの広がりを確認してください、表面だけか内部まで侵食しているかで必要な対処が変わります。

使用する薬剤や製品のラベルを読み、畳適合、混合禁止、換気の必要性を必ず確認します。

家族やペットにアレルギーや持病がないか配慮し、防護具や作業時間帯を調整してください。

目立たない場所で必ず事前に試し塗りを行い、変色や繊維の痛みが起きないか検査します。

作業前に換気経路と除湿手段を準備し、乾燥完了までの時間を確保してください。

薬剤を床や壁に飛散させない工夫と、廃液や雑巾の処分方法をあらかじめ決めておきます。

不安がある場合や広範囲のカビは、専門業者への相談を検討すると安全です。